« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

2014年9月24日 (水)

プロメテオ弦楽四重奏団を聴きました

 21日は宗次ホールでイタリアから来たプロメテオ弦楽四重奏団のコンサートです。10日ほど前には若い人の演奏を聴き続けました。若さに満ちた演奏も楽しみだけれど、れっきとしたプロの腕前を堪能することも楽しみです。別に口直しと言うタイミングではないと思うけれど、コンクールに出場した団体が自分たちに何が足りなくて、何が出来ていたのだろうか。この課題を考えるにはいいタイミングだと私などは思ってしまいます。コンクールを見届けた音楽ファンもかなりの人が見かけられました。その誰もが素晴らしい演奏だと褒め称えていました。私も終演後サインをいただきました。その折私はアマチュアのヴィオリスタだと告げ、いくつかのイタリア製の弦楽器を持っていると作家の名前を挙げると、数人の名前に反応して素晴らしいと褒めていただきました。ちょっぴり嬉しかった。このような演奏会ですが宗次ホールでは学生さんに対してものすごく優遇しているのだけれど、学生の来聴が無いのはどうしたことだろう。一様に「忙しい」というけれど。音楽などの感性はスパルタからは決して生まれないことを教育者と尊敬を集める人たちは肝に銘じるべきだ。という思いがますます強くなるのですが皆さんはどう思われますか。曲目プッチーニ=菊、ヴェルディ=ホ短調、シューベルト=死と乙女、アンコール メルーラ=シャコンヌ、スコダニビオ=ラ、サンドゥンガ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月22日 (月)

第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール各論その4

014
各論その4
⑦ザ・ビストロ・ダブリュー=全くのノーマーク下馬評では話題にもならなかったのですが、写真にあるように賞を総なめ。番狂わせ、逆転サヨナラゲームを見るような気分。マスタークラスでは前日の夕方4時から1時間のレッスンを見ただけなのでたいした話題にもなりませんでした。本人たちも多分上位を狙っていなかったと思います(失礼)。プログラムの写真は前回のそれと同じものを使用。水を向けると。○○がいるから私たちには無理無理、と実に力の抜けた返事でした。演奏にいたってはもっとも力の抜けたリラックスした出来でした。それが良かったのか最後に聴いた演奏が聴衆の心を掴み取ったのです。成績発表に際してはステージから一番遠いところに立っていました。最初に聴衆賞、次にハイドン賞を受賞、最後には第1位を獲得です。一番驚いたのは本人でしょう。初日に会ったとき3位以内なら寿司をご馳走しようか。と提案(前回も参加していたので初対面ではなかった)。しかしそれが出来なかったときはどうしよう?と聞くと先ほどの答え。でも愉しく弾きたいわ。と言いつつ、ひき逃げですね。という。脱力に脱帽です。でもこのコンクールで受賞すると・・・明日からレパートリーを増やすことが大きな宿題ですぞ。自由曲はコルンゴルト#2。で私は聴衆賞をはずしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月21日 (日)

第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール各論その3

003
各論その3              写真は表彰式直前の審

③クランタンツ弦楽四重奏団=今回マスタークラスの開始に先立って主催者からのお断りがありました。この団体がアマチュアだけれど、内部で議論があったけれど参加を認めることになったとの報告でした。コンクールが演奏活動を続けるための登竜門とすればアマチュアの出るマクではないけれど、広く愛好者のためになるとの判断でしたが、私は拒否しません。演奏は生半可な音大生に勝るとも劣らない集中力と熱さを見せました。確かに練習時間の制約はあるでしょうが。ハートはストレートです。このえ四重奏団(アマチュア)のことを尋ねたら「はい!私たちの目標です」と明快な答え。心にブレはありません。いつまでも続けて欲しい団体です。自由曲はベートーヴェン#4審査員特別賞を受賞。そう、審査員も感銘を受けた存在。
④ノヴェレッテカルテット=前向きな印象を受けた団体、それぞれ出身大学が異なり、どこで出会ったのだろうと思うけれどこの団の内声特にヴィオラの音色が好きです。無冠に終わったけれどまだ2年目です、伸び代はあるので是非次回も挑戦して欲しいものです。自由曲はシューマン#1

下馬評をひっくり返した本選最後に登場したザ・ビストロ・ダブリューは明日の心!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月20日 (土)

第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール各論その2

006
              写真はココット弦楽四重奏団(第3位)

各論その2
②ビーネン・カルテット=下馬評では3位以内が確実視されていた。マスタークラスでもそつなく応えていて本命視されていた。ヴァイオリンの弓のストロークなど美しく、強い音が出ていました。本選でもハイドン賞を取ったか?と思いました、でも入賞を逃しました。これはとても難しい問題を提議されたような気がします。私なりの解釈はこういうことです。3月に大阪でジャパン・ストリング・カルテットのマスタークラスを優れた成績で終えたということです。受賞後の壁。というものでしょうか。同じ曲を持ってきたことに落とし穴があったかもしれません。成功体験が邪魔したのでしょうか。ミスのないことが予定調和を連想させたとしたら、これは壁といえるでしょう。発展途上にある団体は多くのレパートリーに挑戦しなければなりません。突破力が求められるということでしょうか。最初に演奏したカプリスのような直球を投げてきた。という新鮮さに欠けたと言う評が当たっているとしたらつくづく難しいものだと思う。常に新しいというのは永遠の課題なのです。宗次オーナー賞を受賞。
③カルテット・アホイ=前回に続いての参加、進歩がどれほどのものか大いに期待した。その間プラハまで出かけレッスンを受けたり、6月にはこのホールでプラジャークカルテットのレッスンも受けている。がしかしその成果は大きくは感じなかった。厳しい言い方になるが”ぬるま湯”にどっぷりということ。なぜ音楽をやるのか、訴える力が弱い。言い方を変えると”良い学生でいたい”というアピールに聞こえてしまう。これは地元学生に感じる共通する危機感。音楽でメシを食う!という気概を聴きたいものです。レッスンを受けるのは握手会に並ぶこととは違うのです。地元に対するエールを込めて敢えて厳しく書きました。自由曲はドビュッシーを演奏。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月19日 (金)

第2回宗次ホール弦楽四重奏コンクール各論その1

008
 今回の参加は7団体、それぞれ私が感じた感想を書かせていただきます。本選の演奏順にコメントします。
①カルテット・カプリス=東京藝大の学生で結成されたのはこの4月というから驚きました。個々の技量は充分高く、パッセージの入りは精度が高い。事前の下馬評では3位に食い込むか。との評価。自由曲はレスピーギのドリア旋法による弦楽四重奏曲。本選演奏順ではいきなり1番を引き当てました(あみだ籤の結果がロビーに張り出されました)レスピーギはさすがに聴きなれた人は無く興味津々というところ。マスタークラスでは縦横の関係がこの曲の肝かと思いました。本選では直球勝負といえる見事な演奏でした。結果は3位入賞でした。この先2年たったらとてつもない存在になるかも知れない楽しみな団体です。(写真は表彰直後のカプリス 大成しそうな面構え、と私は見ました)
②ココット弦楽四重奏団=前回1位を取ったときの2名が残り2Vn、Vcが新しくなって(2VnがVaに転向)の再出発団体、機能的な演奏スタイルに向かっているな。という感じ、ジュリアードタイプといったら分かりやすいか。ひょっとすると原田先生の音楽を目標とする路線かもしれない、確かにこの3月岡崎で原田先生のレッスンをコダーイの三重奏曲(チェロ抜き)で受けていて、とても完成度の高い仕上がりを見せていました。下馬評では前回の1位ということで連続はどうかな?という見方もありましたが見事2位を獲得しました。自由曲はコダーイの2番Op10私には1Vnがオーバーアクションかな?と見受けられました。かつてアルバンベルグカルテットのギュンター・ピヒラーがそうであったように。ココットの顔ぶれは明日のページで紹介します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月18日 (木)

第2回宗次ホール四重奏コンクール

 第2回の弦楽四重奏コンクールが今年も開催されました。9月12,13,14日四重奏ファンの私は当然3日間通いました。14日が本選でその前がマスタークラスです。このマスタークラスは無料で公開されます。本選は1団体45分の持ち時間で、ハイドンが1曲課題曲になりました。前回より改善された点だと思います。8団体のエントリーでしたが1団体が直前に辞退ということになりました。個々の成績と私の感想は紙面の都合で明日にしますが、なんとしても伝えたいことをここでは書きます。
 これほどの機会は無いということ。毎回熱心なファンが100人以上聴講に来ますがとても残念なことに学生の姿が見えないことです。演奏家が何を考えそのためにどんな練習をするのか、これは私たち聞き手にとってエキサイティングなプログラムです。そんなことは授業でやっていますよ。と言うでしょうがエントリーする団体がマスタークラスを目的にしていることはもう一度考えていいと思います。そしてもし夏休中だというのなら私は声を上げたい。あの甲子園も、箱根駅伝も休み中の出来事だ!と。もし私が教官なら、聴講のレポートで持って4日分の出席単位を与えます。休み中だから熱中できる事だってある。
 それから演奏のレベルが着実に上がっていることが明らかに分かることが皆を喜ばせている。これは説明が要らない明確なこと。今回も聴衆賞に関わる人の共通の思いでしょう。
参加7団体の感想は明日から紹介します。なにかコマーシャルっぽいな。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月17日 (水)

8月の演奏会の感想

 夏枯れというか、シーズンオフというのか演奏会の企画は多くないけれど、その中で若干感想を書いてみます。
 小森絹子(Vn)はやっぱり上手い。15日ハイドンの弦楽四重奏曲”鳥”を聴きました。初めて彼女の演奏を聴いた時のことを思い出しました。名フィル入団直後春日井市内でチャリティー演奏会があるというので出かけたのが最初の機会でした。そのときの驚きがよみがえりました。春日井の春を取ってハルカルテットと称していました。最近この名前を見ないのを寂しく思うのですが。名フィルは忙しいのでしょうか。佐々木はるる門下生の演奏会。中電。
 弦楽四重奏コンサート24日音楽プラザ人気音楽家シリーズ。アルス・ノーヴァvol19青木恵音、柴田悠美子、近藤健司、山田真吾のこの世界ではそこそこ知られたメンバーで、驚くのは無料ということ、要はプラザのロビーを使うので喫茶コーナーの機能が一時的に停止すること、かなり無理しての運営です。演奏は安定してました。
 弦楽合奏団LALA26日宗次ホール。県芸卒業生で編成された弦楽アンサンブル。綺麗に合わせました、という演奏、クラブ活動の雰囲気といったら失礼といわれるかな?県芸卒業生が集まってパストラーレ合奏団が活動を始めたのはもう30年前になるのだろうか、朝妻先生の薫陶を受けた良いアンサンブルでした。その後が生まれないのが残念。頑張れLALA。
 ブラームス・リング・オーケストラ31日しらかわホール。ブラームスのピアノ協奏曲#2と交響曲#4。残念なのはソリストが楽譜を開いての演奏、音楽の流れが途切れること。そしてアンコールにショパンを弾きました。楽譜を見ながら弾くのならブラームスの間奏曲などを聴きたかったな。名前から分かるようにブラームスオタクによるアマオケ。チョッと不釣合い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月16日 (火)

雷の訪問

 8月のある月曜日の午後9時2分雨が降る中でパソコンを操作し、この先の降り方を予想していました。ⅩバンドMPレーダを見ていたときのことです。窓を背景に置いてあるディスプレーが外の景色とともに真っ白になった瞬間、バシャーン、ガラガラドーンと猛烈な光と音に見舞われました。その直後真っ暗になってしまいました。至近距離に落雷です。パソコンもうろたえてしまいました。窓から見えるはずの街路灯は消えています。パソコンはけなげにも自動復帰を試みていました。でもこれはPTSDを起こしたのかしばらく不安定な状態になってしまいました。と言うわけで休筆ということになりました。
 落雷は久し振りに見ました。休んでいた分を挽回しなくちゃ。宗次ホールのコンクールもありました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »