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2014年7月

2014年7月26日 (土)

夏の眠れない夜はバッハのゴルドベルグ変奏曲

 梅雨明けの10日間が暑いそうです。そう寝られませんね、こんなときこそゴルドベルグ変奏曲です。26日は宗次ホールで弦楽三重奏版を聴きました(10日前はピアノ版)荻原尚子、村上淳一郎、山崎伸子の3人です。プログラムは最初に無伴奏チェロ組曲第5番、続いてモーツァルトのVn,Vaの二重奏曲K424です。荻原さんはまぶしいほどの真赤な衣装です、スタンダールの小説”赤と黒”を思いながら聴いてしまいました。2人ともケルンWDRのコンマス(ミストレス)とヴィオラの首席です。先にバッケッティを聴いた後「ゴルドベルグ変奏曲を聴こう」塚谷水無子著、音楽の友社刊を読んで聴きました。面白いのはクオドリベットが最後の前に弾かれる事です。これは違う曲を同時に弾くので、例えば熊本の「アンタガタドコサ」「ショッショッショジョジ」を同時にあわせることです。それなら演奏会の打ち上げに。こんな余興も面白いと思います。変奏曲を含め32曲を50分で弾き終わりました。終りに近づくにつれ、ああもうお終いか、という思いが湧いてきます。
眠れぬ夜のために作られた曲ですが寝ることはもったいなく思える曲が、これほど人を虜にするなどとはバッハも考えたでしょうか。
 それにしても帰り道の暑さはなんということでしょう。

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2014年7月17日 (木)

アンドレア・バッケッティ ピアノリサイタル

 7月16日夜は宗次ホールでアンドレア・バッケッティのピアノを聴いてきました。会場のロビーに入ると、仕事を終えたばかりで旧知の調律師が「今日のピアノは天才」と一言。「へエー」と私、そんなに凄いのかなと思いながら、先日FM放送で聴いたことなどを思い出していました。今日の目的はバッハのゴルドベルグ変奏曲です。10日後に弦楽トリオで演奏されるものとの聴き比べの意味があるのです、そして3月21日にも岡崎でトリオ版を聴いたことも記憶に新しいのです。このときは90分かけてゴルドベルグ1曲だけのプログラムでした。
 さてバッケッティのピアノですが最初はバッハのトッカータ、ホ短調です。10分程度の曲ですが弾き終わると拍手のタイミングも与えずにゴルドベルグのテーマが始まりました。なんと透明感のある音色でしょう。一音一音が明快に聞こえます。そして、この大曲を35分で弾ききったのでした!30の変奏があっという間に通り過ぎていったのです。颯爽と!
 後半はアンナマグダレーナの音楽帳から3曲を弾きました。ヴァイオリンを習った人ならなじみのあるト長調のメヌエットも含まれます。そしてフランス組曲第5番でした。
 そしてゴルドベルグが早すぎたのか、時間が余ったのか、アンコールのおてんこもりです。モーツァルトのK397、330、V・ロボスの赤ちゃんの家族から「道化師」、ショパンのエチュード第5番「黒鍵」、リストのコンソレーションから「慰め」-3、ソレールのソナタホ長調です。このアンコールが続くのを見ながら明日の朝まで続かないかな。などと一瞬考えてしまいました。
 バッケッティは素晴らしく音色の綺麗な人です、濁りがありません。苦労して練習したという雰囲気はありません、華奢な体から凄いエネルギーを感じます。確かに天才という言い方はあたっていると思いました。NHKFMの夜の時間で彼の特集があると嬉しく思うのは私だけでは無いと思います。アンコールは別としても、とっても得をした気分になった演奏会でした。

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2014年7月12日 (土)

ミルクショップ知多農場緑陰コンサート

009 私が良く出かけるお店でコンサートがありました。今回は3周年の記念コンサートです。
 演奏は地元で活動する、まだ若いオカリナの愛好グループです。曲目はスタジオジブリのものからフォーク、映画音楽までいろいろです。私はこのステージを設営することでお手伝いしました。爽やかな風が吹き抜けていきます。お店の提供でジャージー乳が無料で振舞われました(3周年記念です)コッテリというよりはサワヤカ系の印象が多くの感想のようです。100人200人を集めてというより。出演者の知り合いが駆けつけるという傾向の客層でした。身近な人の努力をたたえるという雰囲気は、一流のギャラを取るプロの緊張感とは違うもので、この場所に似合ったものといえます。
 金をかけなくても音楽の楽しみは充分味わえる、いわゆる手作りの味というものは、やはり豊かな時間を約束してくれるというものです。7月12日AM11時から開催。写真は拡大してご覧下さい。

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2014年7月 6日 (日)

大府市文化交流の杜音楽ホール杮落とし(竹澤恭子リサイタル)

 7月5日午後から大府市内にオープンしたALLOBU(文化交流の杜)の音楽ホールの杮落として地元大府出身の竹澤恭子のリサイタルがありました。6月中ごろ入場券の発売がありました。即日完売ということでした。今回はピアノにイタマールゴランの協演です。会場は315人収容の室内楽向けの規模です。したがってソルドアウトは当然ということでしょう。ピアノはスタインウェイD274という最高級のものが入りました。
 この施設はPFIという民間に施設の設置と運営を任せてしまうという方法をとった市内では最初の施設です。県内でも例は少ないようです。
 さて、演奏ですが悪かろうはずも無く、皆さん満足された様子でした。
ただ私はここで指摘しておきたいことがあります。次回ホール主催の演奏会はピアノの仲道郁代さんが9月に演奏するというのです。採算が取れるのかということだけではありません、問題は300人が入場できてそれと同数、あるいはそれ以上の人が入場券を買えないことです。市内には800席の勤労文化会館があります。そして赤字補填に公費が追加されるようなことになったら、入場料を買えなかった人にどう説明するのでしょうか。
 帰るとき、責任者という方に赤字ではないですか?と聞いたら、契約を取る為にこちらから提案したことを粛々と行うだけです。との答えでした。でも5年後に黒字化するあてはありません。第3セクターの失敗を公費で清算する例があちこちで見られます。この文化交流の杜は100億以上の資金を投入した施設です。(図書館は9時から20時まで営業、スタッフは総勢27名だそうです)そしてそれとは別にホールの運営に別組織があります。そしてイタリアンレストランもあります。勤労文化会館を意識した適切な経営をお願いしたいものです。
 

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