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2014年3月23日 (日)

バッハ/ゴルドベルグ変奏曲・弦楽トリオ版

 3月21日(日)午後岡崎市シビックセンターでJ・スツルマン、今井信子、原田禎夫のトリオでバッハを聴きました。90分にわたる大曲を休みなしで一気に聴かせます。チケットの発売時から休憩なしである旨をPRしていました。それはチケットを納める紙袋にもわざわざ小さな紙片をつけるという徹底ぶりでした。そんな訳で満席の聴衆は水を打ったように静です。もちろんこれは演奏がもたらす緊張感で、変奏の間の楽譜をめくる瞬間にだって客席の反応は張り詰めたものがありました。バッハは小川でなくとうとうと流れる大河だとつくづく思います。ジャック・ルーシエ、MJQなど古今東西のジャズプレイヤーがバッハを演奏していますがどれ一つとして無視できるものはありません。そう、バッハは音楽の父なのです。例えば90分ではもったいないからベートヴェンの作品8やシューベルトのD471の弦楽トリオでプログラムを埋めようとしても、バッハの前でも後でもそれを聴きたいとは思わないのです。
 終演後サイン会がありました。このとき今井さんとお話が出来ました。20年以上も昔、今井さんからわざわざオランダから持ってきたレコードを頂いたこと、そのレコードの写真を見せて、「実はお礼ができていなかった」と話したのですが、「こうして足を運んでいただけることが嬉しいのです」との返事。プログラムに3人のサインをお願いしたのですが、今井さんのサインは25年前と同じ縦書きの漢字で今井信子でした。(しかし、話に夢中になって会場で買い求めたCDにサインを頂くことを忘れてしまいました。25年前と全く同じ!)
 重ねて書かなければならないことがあります。聴衆の質の高さです。不遜な言い方で申し訳ありませんが、90分一本勝負、心地よい緊張感を楽しむことが出来ました。

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