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2014年1月

2014年1月30日 (木)

ヴィジュアル系でなければ?

 毎月宗次ホールから次期演奏会のチラシが届きます。(友の会の特典)海外の一流の演奏家がやってくるのですが、私が注目するのはランチタイムコンサートです。主に若手が正午を挟んで60分のパフォーマンスを披露します。最近というよりもとっくに気がついているのだけれど、今の若い子は皆美人だなあ、と感じるのです。戦後のどさくさの中で少年期を過ごしたわが世代にはまぶしいほどです。幼い頃の遊びは木登り、川泳ぎなどで今思うとサルに近かった。したがって生傷は当たり前。舞台などはあるはずが無い。今の子は絶対ステージ映えするよね。と考えながら良い時代になったとつくづく思うのです。
 数年前映画監督の小栗康平氏を囲んで飲む機会があったのですが、そのとき若い子が「私は女優になりたいのですが、どうしたらいいのでしょう」と質問をしたとき。監督の答えは「貴方は美人ですね、でもそれはお父さんお母さんからもらったんですよね。自分で顔を作らないと演技は出来ませんよ。」というものでした。
 ウーンなんとなく分かる。今の若い子はとても上手く弾くけれど、何処かピンが甘い。ハングリーなどという言葉は使いたくないけれど・・・・でもやっぱり美人は得ですよね。

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2014年1月26日 (日)

楽器の真贋と盗難

 弦楽器の価値は楽器としての性能のほか骨董品(美術品)としても扱われるので、投機の対象になることもあります。当然窃盗の標的にもなります。高価な楽器が盗難に会うと持ち主が有名人ならば事件として報道されますが、そうでなければ警察に盗難届けを出すことぐらいしか手が無いようです、そして名が通った物ならば、専門の楽器店に写真などを送って、連絡を待つことになります。今ではネットオークションでホトボリが冷めた頃出品されるかもしれないと0に近い確立に賭けるしかないようです。贋物として叩き売られたらおしまいです。
 先日ネットで面白い?ヴァイオリンが出品されました。g・・・.b・・・というラベルのもので写真を見る限り裏板が一枚のニスの色が良い雰囲気なのです。77年製のもので作家はジオ.バッタ.モラッシ作家43歳のものということになります。本物なら銀座あたりでは500万円以上で売られるものでしょう。しかし、弓がいけません。そして製作証明書も。付属の3本の弓の2本がスギトウの普及品(これはどう見てもアンバランス)、製作証明書は73年作、裏板は2枚板と書いてあります(すかさず出品者に数本の質問が寄せられていました)。それで出品は時間を待って取り下げることになりました。このときのスタートは1000円でした。盗難届けが出ていればトラブルになるでしょう。弓、証明書、本体がどこから来たのか分かりませんが、質問者は良くご存知だと思いました。
 実は私も手配された楽器、弓の写真を預かっています。楽器をお持ちの方くれぐれも置き忘れ、盗難には気をつけて下さい。多分事件報道として話題になることはありませんが。
 

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2014年1月23日 (木)

愛知県芸弦楽合奏第8回定期演奏会

 いつだって若い人の元気な演奏は楽しみなものです。 22日は愛知県芸大の学生による弦楽合奏の演奏会に出かけました。出演は主に1~2年生が主体で3年生以上が選択だそうです。第一Vnは11名、第2Vnは10人Vaは8人Vcは6人Cbは3人です。曲によって多少変ります。演奏はまあ学生だから・・・・・というか良く合わせている、という感じです。教授陣の指揮は私の若い頃はこう教わった。という感じで物足りなさが残ります。またソリストとしてみると、目線が上に上がっていかない、というような感じでつまらない。多分舞台の上で学生を挑発するようなことを避けたのでしょう。バッハの2Vnの協奏曲ではソリストに比べ合奏陣が多く、ソロが埋もれそうだった。
 演奏会の運営にも開演時間が遅れる、奏者のステージへの流し込みの不味さ、チラシのアルファベットも英独伊が混在するなどコピペと疑われるような表示が気になりました。アートマネジメント不在の感があります。教授陣の奮起を促したいところです。
と書くと面白くない演奏会のようですが、小山清茂作弦楽のためのアイヌの唄は初めて聴いたけれどとても面白かった。アウフタクトがどうこうというより、エンヤートットのノリでストレート勝負。日本人の血というものです。卒業演奏会にはどれほど変るでしょう。

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2014年1月19日 (日)

ダブルブッキングの話

 一つの座席に2枚以上の指定席券を発行することをダブルブッキングといいます。電算機の無い頃は演奏会の会場の座席表を見ながらゴム印を押していました。電算機はこれを劇的に変えました。今では余程のことでなければ見かけなくなりました。しかし読み方を間違えることは稀にあるようです。昔、ピアがチケットサービスに参入した頃は独占状態でした。そこで在京の知人から聞いたのですが。
 新宿のオーチャードホールでお客様同士がなにやら首をひねっているので、何事かと見ていたら、どうもダブルブッキングのようでした。座席番号が全く同じなのですね。お互いに譲り合えません。そのうち一方が突然声を上げました「お客さん、ここはオーチャードホールですよ。貴方のは芸術劇場(池袋)のものですよ」ということがあったそうです。同時刻で演奏会があったのですね。会場を見落とすなんて滑稽ですが思い込みとはこんなものです。当時はどこもピアの発行するチケットは同じデザイン、用紙だったのでこんなこともあったのでしょう。
 さて、先日私が居合わせた演奏会にもダブルブッキング騒動がありました。アルファベットのI(アイ)を1列と読み違え、最前列のA列に座ったお客様がいたためにA列のチケットを持ったお客様が、ダブルブッキングだと係員に詰め寄ったのでした。
 私たちは新幹線の座席などで経験したときは「すみません、チケットを見せていただけませんか?アッ号車が違いますね」などといって客同士で解決するものです。どんなに楽壇に影響力がある人でも解決する知恵はマナーの内といってはちと失礼ですかねぇ。

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2014年1月14日 (火)

竹澤恭子リサイタル 圧巻!

 12日午後は宗次ホールで竹澤恭子のヴァイオリンリサイタルに出かけました。本来300人ほどのホールで聴ける奏者ではないのですが、宗次ホールからストラドを貸与されていることから今回が2度目の公演となった。前回は楽器のお披露目といったタイミングだったように記憶していたが今回は違った、楽器を完全に自分の道具として使いこなしていた。いわゆる美しい音、美音とは異次元の音です。最初のグリーグのソナタの出だしはG線だと思うのですがビオラのような太い音で思わず息を呑むことに。実に目の前で楽器がなっているという存在感に圧倒されされました。20号、50号の名画を前に上から下へと目線を走らせるようなことことはありません。100号の絵、または屏風画を目の前にしたような圧倒される存在感でした。これはCDや放送では掴みきれない音楽だと思いました。聞けば今週末小沢征爾指揮の水戸室内オケでコンマスを務めるとの事、吸収するものは多く、ますます目が離せない存在になったと実感しました。1階右翼後列で視聴。12月に完売、満席。
 若い人にも是非見ていただきたい奏者だ。あの逞しい音が決して力を入れて弓をコントロールしているのではないことを、あの集中力が普段の練習の積み重ねであることを。それはノコギリの歯のような鋭いワンボウスタッカート一つ聞けば想像できることだ。だから宗次ホールで間近に聴ける、見られるという機会は貴重なのです。
 
 お客様は良く分かっているのか、正月なのか和装の人が目立ちました。オペラチックといえそうです。ブラーバ!の声はありません。私を含めて声を出すのがもったいないと感じたのでしょう。
ピアノ江口玲 プログラム:グリーグ#2ソナタ ブラームス#1ソナタ アーン;ノクターン サン・サーンス;ロンカプ Rシュトラウス:ソナタ 

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