クリストフ・デジャルダンのビオラ
17日は名古屋能楽堂に出かけ真多呂人形(今回の企画は”能”)を見せて頂きました。昼時に外へ出たらあまりにも爽快な秋晴れだったのでそのまま宗次ホールまで歩きました。
お目当てはビオラ奏者クリストフ・デジャルダンです。最初はバッハのチェロ組曲第1番です。このときはビオラがとても大きく見えました。そしてプログラムの真ん中で伊藤美由紀作曲のFading BeautyⅡ(2013)の世界初演に立ち会うことが出来ました。4つの鈴を鳴らしながらビオラを引くのです。ハーモニクスを多用した技法で何か先日聴いた野中久美子さんの能管を思い出す音でした。ウーン日本テイスト。レーガー、ヒンデミットのあとはバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番です。あの有名なシャコンヌです。ヴァイオリンでも大変なこの曲をビオラでやるとは、怖いもの見たさで楽しみにしていたのです。がここで感じたものは奏者がとても大きく見えたことです。以前パールマンにあったとき大きな体つきに驚いたものですが、それを思い出して聴いてしまいました。ヴァイオリンが小さく見えるのです。終演後ロビーで見ると私と変らない体つきです(若干彼の方がスリムかな?)。こんな経験は初めてです。楽器はいわゆる枯れた音というのでしょうか。ゴフリラー(1720)だそうです。
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