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2013年4月

2013年4月30日 (火)

キャスリーン・バトルのLP

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 近くのリサイクルショップで見つけたLPです。見た目はなんとも無いものですが実は時代のシンボルのようなLPなのです。その1、30センチLPではあるけれど実は45回転、その2、録音時間は裏表合わせて12分に満たない(4曲)。その3、帯に書いてあるようにコマーシャルフィルムのサウンドトラックであること。(CMがオリジナル?)これが1500円で市販されていたのです。(1987年1月新譜)渡辺 裕氏が著書「聴衆の誕生」で商業主義の台頭でキャスリーン・バトル現象を論じ、聴衆の音楽趣味や音楽観はいまや企業の手に握られている。としています。バブルの頃はこれが受けたのですね。教訓にしたいものです。といって芸術を否定するのではなく、産業に取り込むことは重要との指摘もあります。三宅秀道著「新しい市場のつくりかた」こちらも一読をお勧めします。
 レコードの感想ですか。さすが45回転の威力でしょうか。でもあっという間に終わってしまいます。ウイスキーメーカーには申し訳ないけれど、とてつもなく贅沢な一枚。シラフでは買えません?

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2013年4月28日 (日)

名古屋アマデウス室内管弦楽団

 名古屋アマデウス室内オケを聴きました、年1回の演奏会ペースで今回が5回目です。モーツァルト、ハイドンの作品に惹かれて誕生した団体です。団員はかなりのベテランたちと見ました。編成は弦が上から6・6・4・4・2に2管です。配列は1Vnと2Vnが向き合う対向配列。室内オケの編成ですが一聴して分かることは非常に引き締まった響です。高いレベルにあることはすぐに分かります。クラリネット協奏曲のソリストは団員を起用しています、やや硬質ながら良く揃った音色で好演でした。プログラムを見るとやはり大学で専門教育を受けた人でした。このような人が団員なのです、高いレベルは当然なのかも知れません。プログラムは2人の作曲家にこだわった証なのでしょうかハイドンの歌劇”無人島”序曲、モーツァルトクラリネット協奏曲、”後宮からの誘拐”序曲、ハイドンの交響曲第100番”軍隊”です、休憩時間にはこの軍隊に使用されるトルコの軍楽隊に使われた楽器、太鼓、シンバル、トライアングルの説明がありました。曲の中でどう使われているのかが良くわかるタイムリーな解説です。アマチュアも経験を積めばここまで弾けるという例を見た思いといえば褒めすぎだろうか。引き締まった響きがとても印象に残った演奏でした。4月28日マチネ・しらかわホール。アマチュアという先入観無しに聴ける人にはお勧めの団体です。室内オケにこだわる理由に納得。

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2013年4月27日 (土)

弦楽器製作者協会の西、東

 先の休日に、関西弦楽器製作者協会の展示会に出かけましたが、そのとき感じたことを書きます。毎年11月に東京で開く弦楽器フェアは今年で56回目を数えるまでになった。一方関西の展示会は今回が5回目です。その歴史の差は歴然としています。しかし、内容の違いは一目瞭然です。それは関西は全て邦人作品で固められていることです。そして弦楽器と弓だけの出品です。製作者と客の距離は短く感じました。これは本来の展示会なのかもしれない。そして東京はウインブルドンか?という疑問が湧きました。沢山の出品は参加者をわくわくさせます。しかし何を残すのだろう。ひょっとすると関係者の疲労感だけが残るのでは?という不安です。テニスで有名なウインブルドンです。地元でコートを用意して外国のプレーヤーが賞金をさらっていくというモデルです。地元は実感の無いブランドを手にするのです。さしずめ東京はイタリア作家の草刈場。ブランドを追い回す楽器ファンが押しかけます。メッセのあり方になれた外国の作家が客を魅了します。邦人作家が何を思うか、ここでは競争力がいきなり問われます。
 関西の製作者のほぼ1/3近くがイタリアへ勉強に出ているのは注目です。いいものを作るための競争です。ここは一番、頑張れといいたいのです。出来れば春、秋と車の両輪のように機能するといいのですがそれでは作家の負担が大きい?

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2013年4月22日 (月)

関西弦楽器製作者協会展示会(第5回)に出かけました

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 関西の弦楽器製作者による展示会があったので出かけました。(21日大阪市公会堂)
入場無料でした。名古屋からは近鉄のアーバンライナー(金券ショップで株主優待券を購入)昼食は吉野家の牛丼、夜は王将の中華丼という究極のチープな日帰りです。40人弱の出品者は全て邦人です。11月に東京で開かれる弦楽器フェアとは大きく異なります。東京のフェアはまるでウインブルドンだ!という感想がこの場で良く分かります。してみるとこれを興した岩井孝夫さんは偉い!と私は深く思うのです。なにわ魂でしょうか。
 一番の興味を持つ作家は今回未出展でした。しかしとても元気な作家もいました。写真で紹介するのは やち陽子さんです。事前にネットで見るとカルテットに関心が高いようでやる気満々というところです。とても精力的で話を聴く機会を最も作りにくい忙しい人でした。ミニコンサートのMCも務めていました。左に見えるビオラは43センチのものでいい音が出ました、棹の太さがいいのか弾きにくさを感じさせません。
 総じて男性作家が草食系な中、彼女のようなギラギラした(本人はキラキラといって欲しいのですが)眼を持つ人がこういう世界では成功するのではないでしょうか。いま彼女はいろいろなチャレンジの最中です、彼女のスタイルが出来上がるタイミングでカルテットを発注したくなる誘惑に駆られます。要注目。

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2013年4月17日 (水)

ドレスデンフィル弦楽三重奏団発売開始です。

 7月4日の演奏会はいよいよ前売り券の発売にたどり着きました。チラシを持って近隣の演奏会施設を廻りました。会場の近くということで、刈谷市図書館、岡崎市コロネット。知立市のリリオホール、パティオ知立などにチラシが置かれる予定です。とはいってもどこでも主流はもっぱら手売です。
 これから約二月間、顔を見ればお願い、の生活です。昨日はピアニストと打合せを済ませました。アンコール曲。調律師への事前の希望、演奏プランの助言などでした。
 安ければ売れるというものではないことは重々承知の上ですが、やはり誘いやすいというのは価格の安さでしょう。いつだってぎりぎりのやりくりです、赤字が出れば私の芸者遊びと割り切るのです。この遊びは結構贅沢なものかもしれません。
 いずれにせよ皆様誘い合わせてお出かけいただければとてもありがたいことです。
ホームページにチラシを載せました。ご覧いただければ幸いです。チケットをお買い上げいただければ、多分ここで飛び上がって喜ぶことは間違いありません。
 それにしても地震が多いですね、皆様が無事でありますように。

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2013年4月12日 (金)

ガラテア弦楽四重奏団を聴きました

 11日は初めて聴く曲を含めて、ガラテアカルテットを聴きました。最初に気がつくのはボウイングが極めて強靭、ということです。明晰です。10日前にズッカーマンの公開レッスンを見たときに右手が8.5左手が1.5の割合だといわれたことを思い出します。このため聴こえてくる音は隅々まではっきりしています。プログラムの説明では1Vnの坪井さんはヨーロッパでザハール・ブロンの助手を務めておられるそうです。なるほど。と合点がいきました。
カルテットはハットー・バイエルレ(かつてアルバンベルグカルテットのヴィオリスト)の薫陶を受けたそうです。初めてアルバン・ベルグを聴いたときのような驚きを感じたものです。しかし彼らの真骨頂はプログラムです。ブロッホ、、ケルターボーンという初見参のプログラムです。弓のスティック部分で弦をたたいたり、いろんなことを見せてくれます。今は驚くけれど、10年後は当たり前に弾く日が来るのだろうな。(バルトークがそうであったように。)と想像しながら聴きました。
 坪井さんに終演後ハットー・バイエルレのビオラは40センチを割っているよね?と訊いたら、そう、あの大きな体格でね。という答えでした、ビオラの大きさについては改めて論じるつもりです。アルバンベルグカルテットの後継者を聴いたような一夜でした。プログラムは他に、ハイドンのト長調作品76-1(これは対抗配置で演奏)、ドビュッシーのト短調でした。

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2013年4月 8日 (月)

お待たせ?発売間近!

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 チラシの最終稿の出来上がりです。出来ればホームページにアップして印刷できるようにします。しばらくお待ちください。チケットぴあのPコードは198-658です。

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2013年4月 6日 (土)

ドレスデンフィル弦楽三重奏団+石井里奈準備快調

 ドレスデンフィルの演奏会の話があってからは順調に決めるものが決まり、ほとんどの準備が整いました。あとはチラシ印刷、チケットぴあの発券を待つのみです。予定では12日から発売開始ということです。チラシは12日ホームページ上にアップします。
 当日までの営業活動をいま工夫しています。例えば大府市役所では年に何度か庁舎のロビーでコンサートを開いています。ここでピアノを弾かせていただけると数十枚のチラシを渡せますね。ここは大きな吹き抜けがあって、フラッシュモブなどを遣れたら万来の拍手をもらえそうな気がします。といってもお役人の仕事場、そこまで出来るかどうか。どなたか紹介していただく訳にはいきませんか?
 

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2013年4月 3日 (水)

ズッカーマンと仲間たちwith原田禎夫

 ズッカーマンチェンバープレイヤーズと原田禎夫の演奏会に出かけました。ズ氏がどのような存在かは聴衆の顔ぶれからも分かります、セントラル愛知、名フィル、愛知室内オケのメンバーをはじめ音楽でメシを食っている人が目立ちました。
 演奏会に先立って前日にはZ氏による公開レッスンがありました。こちらもヴァイオリンの指導者と見受けられる人が目立ちました。受講者は個人3人とカルテット1団体でした。Z氏の教祖的存在の理由が分かるかと非常に楽しみに出かけたのですが少々残念な思いがしました。受講者の準備不足という印象が残ったのです。Z氏の教えを受けられるというチャンスをまるで大学の補講の様に考えているのだろうか?と疑問も湧きました。カルテットに至ってはもう帰ろう、時間の無駄とさえ思ったものです。準備の大切さを彼らは知らないのです。エイプリルフールを信じたのでしょうか。後輩に対してチャンスの芽を摘むことにならないか心配です。
 レッスンは弓のコントロールに集中しました、協奏曲の相手になるピアニストは手持ち無沙汰です。左右の手の割合は3:7か2:8と質問したら答えは1.5:8.5だということでした。私の右手はATM(銀行にあるやつ)であるとまで仰いました。
 なるほど、ボウイングを直されたら確かに音も変るのです、私たちは楽器のせいだと思っていましたが、それだけではないようです。これは学生が一番知らなくてはならないことです。Z氏のジョークも楽しいものでiPhonにはメトロノームとしても使える。英国のあるオケでは練習中にメールを打っていたら指揮者が「新しい仕事が見つかったかい?」と聞いたなど。楽しいものでした。結局レッスンにならないので100人を超す聴講者へのZ氏のサービスだったのでしょう。
 2日の演奏は期待を裏切らないものでした。宗次ホールとは違った響を堪能できました。間違いなく今年上半期のベストコンサートだと思います。4月2日岡崎シビックセンター、曲目ブラームス:FAEソナタ、ブラームス:ピアノ五重奏曲、シューベルト弦楽五重奏曲。満席。

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2013年4月 2日 (火)

刈谷市教育委員会の後援申請(ドレスデントリオ)

 ドレスデンフィルトリオの演奏会を開くについて地元教育委員会の後援名義使用許可書が届きました。この後援名義は公共施設にチラシを置かせていただくときには絶対必要になります。意地悪な見方をすると、各施設の責任者はロビーなどにおくチラシの是非が判断できないので、後援名義の有無に頼っているようです。こうして公共施設を借りて行事を行うについてチラシを配ろうとすれば教育委員会の後援名義はセットになるのです。しかしこの審査は「月一度の教育委員会に諮るのでその後の許可になります」といわれ、長いと50日も待たされることになります。チラシの印刷に間に合わないことになりかねません。
 名古屋市などは申請件数が多いのか、権限委譲が進んでいるのかとても迅速でした、そして今回お願いした刈谷市ですがとてもスピーディーでした。3月21日申請書を届けました。25日に不足していた書類を届けたのですが、29日には出来ていたことになります。市内に貸館として利用できる施設を持つ自治体はこうあって欲しいものです。地域間競争はこれから激しくなるでしょうが、施設の豪華さよりも使い良さが肝心というものです。

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