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2012年9月

2012年9月29日 (土)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その7締め

 コンクールで若い人たちの演奏8団体をマスタークラスを含めて3日間楽しませていただいた。マスタークラスについていえばとても勉強になるということです。音楽ファンなら誰でもという訳にはいかない点は音楽用語です、スビト、スフォルツァンド、テンポ・プリモなどという用語が飛び交うので、チョッと外国語のようになるかも。でもアマチュアに理解できる範囲でそれ以上の難しいことを言うわけでもないので参考になるのは間違いありません。そして聞き方ですが、今、改めてコンクールで取り上げられた曲をCDで聴き直しています。決して口直しというものではありません。各審査員の指導内容をCDで確認するのです。原田禎夫先生はP(ピアノ)はオートマチックに小さくするのではない。弓を最初から使いすぎない。レメシュ先生は音楽には物語がある。語り口の知恵がありました。百武先生には作曲家のエピソードを語られ、歌い方の強弱の入れ方などの話が耳に残ります。
 それで、いまCDを聞きなおしているのです。我が家のメインシステムでです。普段はシスコンクラスを聞き流しているのですが。自慢のメインで聴くと先生の伝えようとしたことが良く分かるのです。要するに私は復習をしているのです。これも四重奏シンドロームでしょうか。
 次回を楽しみにしましょう。コンクールについてはこれでオシマイです。長々と有難うございました。

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2012年9月28日 (金)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その6

 やはり後からあとから、いろいろ書き漏らしたことが出てきます。
 コンクールというわりにマスタークラスがあるのは何故か。というような疑問の声も聴かなかったわけではないけれど、伸び代を見るという点ではいいのかな?という気がします。一つのヒント、経験が飛躍させることもあるのなら、コンクールが新しい才能の発掘、紹介という役割だと考えるのなら、これも一つの方法ではあると思います。そして何よりもマスタークラスを公開していることです。これはお客様の好奇心を非常に有効な手で刺激するのです。聴衆も育てられるのですね。
 でも聴衆はとても大人しかった。本選では気に入った演奏があればもっと声を出していいと思います。ブラボーの嵐でも沸き起こったら出演者はどれほど励まされることでしょう。それは賞金ではない力になることでしょう。レセプションで私のブラボーが届きましたか?という言葉には素直に喜んでいただけたのです。個人からの聴衆賞にほかなりません。
 
 地域の違いはあったのだろうか、出場者を見るとやはり地元が4団体で出易さはあったようです。東京からの学生さんは本選の日の夜行バスで帰っていきました。懐は厳しいようでした。で、そのとき気がついたのですが譜面台を彼らは持っていました。余計な荷物ですね、何とかしたいものです。例えば愛好者に、この期間だけ貸してもらえませんか。と声を掛けるとか。高価なものではないので一工夫あればと思います。本題に戻すとやはり東京組は刺激があるのか、競争が激しいのか。自己主張はあったように思います。
 コンクールの副賞、優勝者にはホールのリハーサル室の使用が許される場合があると聞くが地元の団体が1位でよかったのかな。きっとホールが主催して、入賞者のお披露目演奏会があることを私は願っています。こういうことは何処かで文字にしておかないといけません。そう、皆さんの声が大切なのです。嘘でもいい。いつあるのですか?の問い合わせが原動力です。

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2012年9月27日 (木)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その5

コンクールの内容については書き出したけれど、テーマも無く気づいたことを少し書きます。

年齢制限のこと ・・・今まで25歳だったのが35歳までに引き上げられました。その結果は明らかで、現役プロ演奏家のエントリーがありました。層が厚くなりました。キャリアのあるものが当然有利だと思うのは誰もが認めるところでしょうね。でもその強豪の中で第3位入賞を果たした”あずさSQ”の存在は特筆に価すると思います。大学2年在学なので最年少団体ということです。彼らはこの先きっと上野の奏楽堂で演奏することがあると思います。若いだけに期待が膨らみます。精進を続けられることを祈ります。

対抗配置は有効化か・・・今回初めてヴァイオリンが向かい合った配列での演奏を見た。今時のオケで時々見られますがカルテットに馴染むのでしょうか。私は大いに疑問を持ちます。隣り合わせの配置はボウイングが合わせ易い、ということは呼吸を感じるのに有利だということではないでしょうか。オケは指揮者の仕事場です。でもカルテットは違うんじゃないかな。今回の演奏でメリットは感じられませんでした。

聴衆のこと・・・聴衆賞の投票が80票を数えたということです。これは凄いことです。一言でいえば「私も一言宗次コンクール」ということです。この意義は非常に大きいということです。「宗次ホールは演奏家と、聴衆(というよりお客様)と共に成長を目指します」。というコピーを書いた私はゴマのすりすぎでしょうか。来年レセプションで披露されるカレーはゴマカレーだったりして。笑えません?

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2012年9月26日 (水)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その4

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 表彰式の後はお待ちかねのレセプションです。審査員、出演者、聴き込んだお客様の歓談のときです。ピザ、寿司、フライドチキン、ワイン、茶などが用意されていました。でも皆さんの興味はそれぞれが入り乱れての会話です。ここで一同が歓声を上げるお知らせが宗次会長からありました。ナント会長直伝のカレーライスが用意されていたのです。ココ一番のルーツの味です。思わず写真に収めました。昨日近くのココ一番店でポークカレーを食べていたので、味が良く分かりました。一言で言えばブレテナイということです。写真で我慢してください。
 アッいう間に時間が過ぎました。とても楽しい時間でしたが大いに悔いが残ることがあります。ブレスSQのメンバーとお話が出来なかったことです。これだけは悔しい。作曲家の話も聞きたかったし、この先の予定も聞きたかった。余計なことだけれど、ブレスのビオラは読響のビオリスト。私がオケを聴き始めた頃は読響は男だけの世界でした。という関係ない話までいろいろと・・・。私のブラボーは届きましたか?まで?
 
 出演者には文字にならないことも話が出来ました。厳しいことも、背中を押すことも。第1回ということですがいろいろ感じることもありました。それは今まとめて整理していますので順にここで書き残すことにします。共感も反発も、それらをまとめてものをいう機会をこのコンクールは聴衆に与えてくれたと思うのです。だから、あえてココに記すことにします。演奏家が育つ土壌とはこういうことだと思うのです。

 

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2012年9月25日 (火)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その3

 さて、コンクールには8団体が演奏を披露したのですが、私の好みで演奏順に紹介しましょう。
カルテット・アリオーサ 東京藝大の卒業生で結成後7年目を迎えました。シューベルトの死と乙女1楽章とヤナーチェクのクロイツェルソナタ全曲です。経験を踏まえ良くまとまっていたと思います。舞台の最初というのはやりにくいでしょうが、それを感じさせませんでした。クロイツェルは暗いイメージがあったのですが、素直に弾いていました、それで腑に落ちたところがいくつかありました。シューベルトはピアノの表現にいまいち集中力があればもっと良かったように思います。

シフォン弦楽四重奏団 地元名フィルのメンバーで結成、個々のキャリアの長さでは1番でしょう。実はこの4月に定期演奏会を開いたばかりで、そのプログラムで参加しました。当然今回の方が美しく仕上げていましたが。私は先輩としての意地のようなプログラミングをして欲しかったとやや残念な評価になりました、モーツァルト19番1,2楽章、ベートーヴェン9番3,4楽章。

カルテット・ダッツ 地元県芸の在学生。昨年も出場、そのときはスメタナを演奏、レメシュ先生に指導を受けた。そのときの伸び代が圧倒的に大きく、今回も大いに期待しました。しかし舞台では4人が対抗配置というのですか、ストバイ、とセコバイが向かい合って、チェロが左奥に座りました。おいおいそっちに行っちゃいましたか。うーん。モーツァルトの19番1,4楽章、ブラームス1番1,2楽章並みいる先輩の中で周回遅れに感じてしまう。今後の奮起に期待。

ビストロ・ダブリュー 東京音大の在学生 スメタナ、わが生涯3楽章、ウォルトン、イ短調1,4楽章。後者は初めて聴く曲、いい曲でしょ。といわれると。ウンとなってしまう。そこが議論になるのでしょうけどね。私はこれもありというか、好きです。

カルテット・アホイ 県芸在学生、ダッツと同世代です。ハイドン、ラルゴ1,4楽章ドボルザーク13番2,3楽章。前半は無難、ただ後半の選曲に疑問です。この曲本当に面白い?アホイはチェコ語で”やあ、こんにちわ”というのだそうですが。いっそベートーヴェンを持ってきた方が良かったのかなあ、方向がいつでもわかるのがBの良さですよね。私Dの実演を聴いたことが無いのです。たぶんプロも敬遠する?のですかね?複雑で長すぎる曲。

ブレス弦楽四重奏団 東京藝大卒 立派なキャリア、現役読響の団員を含む。ベートーヴェン10番、1,2楽章、シュールホフ1番1,3楽章。これはうまい!、ベートーヴェンは良かった。そして問題はシュールホフという初めて聴く作曲家の名にびっくり。帰ったらCDを買お!と思わせる演奏。文句なしにブラボー!この時点で1位を確信しました。

あずさ弦楽四重奏団、東京藝大在学生、最年少団体 モーツァルト15番1,4楽章メンデルスゾーン2番1,2楽章 個々の技量が高く、端正な響を持って表現しようとしていた、基礎能力は充分と思われた。第3位を獲得。ブレスQの後だったのでブラボ-!を躊躇してしまいました。不明を恥じ入るところです。

カルテット・アトム 愛知県芸卒 結成後3年を迎える。ハイドン蛙、ベートーヴェン11番全曲。実はこのストバイは先のアトム弦楽四重奏団のストバイを勤めたHさんです。そんな訳で。内心聴衆賞は取ってもらいたいし、3位以内に入ると嬉しいな。と思っていました。ところが、ベートーヴェンの演奏が始まったとたん、イケル!と思いました。ベートーヴェンの熱気が伝わります。こうゆう熱いB久し振りだな。4人が渡り合うアンサンブルも良かった。ブレスSQどちらかな?と思いつつ、審査を待つことになりました。

このような感想は一例ですが、聴衆の皆さんは演奏者にいろいろなメッセージをしたため、個々の演奏者に渡されるのです。聴衆賞の投票総数はおよそ80だったそうです。熱心なお客様でした。

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2012年9月24日 (月)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その2

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 コンクールの成績発表です。1位はカルテット・アトム、2位はブレス弦楽四重奏団、3位はあずさ弦楽四重奏団でした。面白いのは賞金の額です。3位25万円、2位35万円、1位40万円です。その額に差があるのは採点の内容だと読み取れます。これほど分かり易いのは例がないと思います。昨日書いたとおり、1,2位の団体に私はブラボー!を発したのですがこの結果に大いに満足しています。3位のあずさSQはブレスSQの直後の出番だったのでチョッと損をしたかな?アトムに挟まれた。でも私の隣で聴いていた元労音の戦士はあずさを褒めていました。(さすが)
 たまたま私はブラボー!を3回発したのですが、1,2位以外はどの団体に向けられたのかここで白状すると、ビストロ・ダブリューだったのです。ウォルトンを取り上げたことを私は興味深く聴いたのです。正直私は初めて聴く音楽です。チャレンジングスピリットに対しチョッとバイアスがかかっていたのは間違いありませんが、良く弾けたと思いました。同じようにバイアスがかかったのがブレスSQです。ただこちらのベートーヴェンも聴かせてくれました。そしてシュールホフと言う初めて聴く曲。これがとても面白く聴けたのです。いや、本当に!全く自然にブラボー!です。
 そして賞金の差には、その通り!(歌舞伎なら「成田屋!」の声がかかる、がここは宗次屋!でしょう。)。
1位のQアトムはベートーヴェンのパッションが伝わりました。
個々の感想はまた明日。
 写真は表彰式の一こま原田先生のお話です。正面に写っている紳士がオーナーの宗次さんです。ココ一番の創業者です。この後のハプニングはまた後日。

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2012年9月23日 (日)

宗次ホール弦楽四重奏コンクール その1

 今までのアンサンブルフェスタが変ってコンクールになりました。その第1回を見に行きました。参加団体は8団体です。マスタークラスで事前にレッスンを受けます、これは一般に公開されて、私たちにはとても興味深いものです。ある程度優勝団体のめぼしがつくものです。と言うより、演奏家が何を、どう表現するのか、そのテクニックなどを伝授します。これが私たちに聞き方、聞きどころを知る機会になるのです。とても面白いのです。残念なことに地元の学生さんの聴講はありませんでした。
 本選では1団体が30分で演奏します。8団体の演奏順は主催者が決めるのですがこれが凄い。プログラムの性格、演奏者のある程度の技量を見てのことでしょう、相当の能力を持った人ですね、審査員の助言もあるのでしょうか。
 私は3団体の演奏にブラボー!の声を発しました。(他に誰も言いませんでした)
 最初はプログラムのチャレンジングスピリットに、二つ目はそれに合わせて楽しさが表現できていたこと、三つ目は作曲家のパッションが伝えられたこと。そしてその第3,2番目は第1位第2位を受賞しました。私のブラボーは明快な意図を持っていたのですが審査と重なる部分についてはとても満足しています。審査発表はレセプションの前に行われました。この様子は後日。

 
 

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2012年9月18日 (火)

十三夜のお月見コンサートはいかが

 7月の末に大府市内にあるミルクショップ知多農場で夕方から打ち水をしてコンサートを行いました。おかげさまで好評のうちに終わりました。
 次はいつですか?と言う声に押されて次なる企画を出しました。10月27日(土)午後4時半から月の出を見ながらのコンサートです。悠久なる二胡の調べ・十三夜コンサートです。屋外にこじんまりとした舞台を設け、音楽を聴きながら月の出を待ちましょう。ということです。やはり無料ですがベンチに座るためには事前に予約ください。詳細は後日お知らせします。

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2012年9月13日 (木)

切手が語るヴァイオリン 高村寿一著

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 私が師と仰ぐ元日経新聞論説副主幹のほか、数々の肩書きを持つ高村寿一氏が図書を出されました。あの小さな切手の小宇宙の中に音楽を見つつ、ヴァイオリンと言う糸で手繰り寄せた文章に、ヴァイオリンをテーマに世に出た切手が紹介されています。ヴァイオリンの成り立ち。楽器の形状。名高い奏者。名曲とエピソード。そして名ヴァイオリニストのサインコレクションが納められています。
サインは全て物故者のものですが、これらを集めるのにどれほどの時間を要したのでしょう。著者のこだわりが伺えます。
 作曲家のサインはかつてアナログレコード全盛の頃、小学館がEMIの原版で世界の大音楽と言う全集を出したとき、さすがに出版社、レコードの内袋は紙製で作曲家のサインがちりばめられていたのを思い出します。コンパクトなCDでは出来ない芸当です。
 本題に戻ると、へえ、こんな切手があるんだ。と感心することしきり。聞くところによると、決して高価なものを含んでいるのでは無いそうです。一つのテーマで集めると立派な世界ができるというコレクターの王道を行くようなものだと思います。切手、音楽に興味がある方だけでなく、なにかのコレクターを自認される方にもお勧めしたい本です。
出版社 草場書房045(373)2118 定価1,890円、送料は要らないようです。お確かめください。

 

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2012年9月11日 (火)

スコラヴェッツァからの便り レナトSQの感想

 先に6月14日のレナト四重奏団の演奏の模様をDVDにして楽器製作者レナト・スコラヴェッツァに送りました。その感想が娘さんのエリザから届きました。「とても演奏者の質の高いことに感謝しています、皆さんによろしく伝えて欲しい」と言うことでした。そして楽器の所有者にも伝えて欲しいとのことでした。そしてその返事に実は74年製の◎のチェロも持っていると伝えたところ、またまた驚いたとの返事がありました。数年前レナト氏が◎のカルテットを買い戻したのだが、イタリアのディーラーがどうしてもチェロが見つからなくて、カルテットの蒐集にいたらなかったこと、今回そのチェロが日本の私の手元にあることで無事4本の存在が確認できたと、大変喜んでいたとのことでした。
 となれば、11月の弦楽器フェアには是非出かけて、エリザ・スコラヴェツァ、アンドレア・ツァンレ氏に会わなければなりませんね。ヴァイオリンを持って上京することになりそうです。

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2012年9月 5日 (水)

黒い鳥 あれから4カ月

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 5月の連休明けに水を張った田んぼを耕すと鳥が寄ってきて虫をついばむ姿を紹介しましたが、あれから4カ月。あの白い鳥はどこへ行ったのでしょう。今は黒い鳥が刈り取りの後、餌を探しています。ミレーの落穂ひろいです。でもなぜカラス?
 春先にはこの場所で雉の親子を良く見かけたのですが(雄が断然きれい)お百姓さんに言わせると土の中の芋でも掘り起こして食べてしまうそうで、嫌われ者なのだそうです。自然界には格好だけで判断するとひどいことになりそうです。

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2012年9月 4日 (火)

暑いニャー、溶けそうだ

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 このところの暑さは何だ。何時まで続くんだ。と思うのは人間ばかりではありません先月東京へ出かけた折、街中で見かけたものです。猫だって暑くて溶けそうだ~。と言わんばかりの格好です。団扇で扇ぎながらご覧ください。少しだけ涼しくなればと思うのはムリッか?

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