虎目(ヴァイオリンの裏板)は美しい
楽器の裏板は楓の板が発する虎のような縞模様がとても魅力的だと思いませんか。カルテットで作るとニスの色だけでなく、材料の木目模様にまでこだわることになります。
一例に2組のセットの内、ヴァイオリンの裏板を披露します。左のレッドブラウンの2本が平塚謙一2010年作、右側に見えるゴールデンイエローの3本(手前はヴィオラ)がイタリアの作家レナト・スコラベッツァ1980年作です。やはりヴィオラは入りきりません。保管棚の様子をそのまま撮ったのでうまく写りませんでしたがその片りんはお分かりいただけると思います。ヴァイオリンが楽器としてだけでなく、工芸品として書画骨董などとともに投機対象になったりして、演奏家を困らせることが多々あるのですが、美しい楽器を見ていると飽きるということがありません。罪作りなものです。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- このはな音楽祭いよいよ消滅(2015.06.26)
- アダージョ・ヘルマン(2015.06.02)
- 伊藤真司わがままコンサート(2015.05.17)
- 創立25周年記念 シルバーコーラス野菊 演奏会(2015.05.11)
- 関西弦楽四重奏団を聴きました(2015.05.03)
コメント