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2011年8月28日 (日)

レメシュ先生のこと(宗次ホールマスタークラス傍聴記)

 元プラジャーク4TETのレメシュ先生の指導は大変面白く見せていただいた。リズムの取り方になると自ら踊りだして、アクセントのつけ方を体で表現していたと思えば、ブラボー、エクセレントなどと叫び大いにやる気を引き出していた。曲の最初の和音は何の意味でしょうか。これは舞台の幕が上がる様子です、悲劇なのか、喜劇なのか、どちらでしょう?。表情のつけ方には、これは涙がこぼれる音です。とPizをVnに示せばチェロには書き終わって机にもたれて眠ろうとしたときに鉛筆が下に落ちた音ですよ。と一つの音楽による劇を求めているような話で、とても興味深いものでした。
 しかし、中村紘子さんが以前ワルシャワで演奏をしたとき、オケの指揮者に前記のような音の意味を伝え、表情をつけるよう求めたところ、指揮者から「そんなこと楽譜には書いてないよ」といわれがっくりしたと語っていました。かつてデビューしたてのころ。かの地の指揮者から教わったことが途絶えていたのです。
 ノイエザハリヒカイト新即物主義というのですか、レメシュ先生のような存在が薄くなるのでしょうか。コンクールの盛会とともにミスのない鍵盤あるいは指板上のアスリートが勢いを増すのでしょうか。何か素直に喜べないものがあるように思います。

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